♯1 物語 フィンランドの歴史
2021年から新しいことを始めようと思い、ブログを開設しました。
自分の趣味でもある「読書」をテーマとして読んだ本のアウトプットの場、知識の定着を目的としてブックレビューをしていきたいと思います。
2021年新年最初に読んだ本は
「物語 フィンランドの歴史」
出版:中央公論新社
著者:石野 裕子
発行年月:2017年10月
【おススメする人】
・フィンランドに旅行に行く人
・フィンランドの特に政治歴史に興味がある人
・北欧が好きな人
チョイスした理由は北欧に興味があるからです。
数えるぐらいしか海外旅行には行ったことがないですが、
ヨーロッパ、特に北欧の考え方、生き方に共感することが多いので、
その延長で歴史についても触れてみようと思ったときに
本屋で見つけたので、手に取りました!!
今まで同シリーズのシンガポールやオランダの歴史を読んだことがありますが、
他国に比べるとフィンランドは独立して100年程度と歴史が浅く、
小国であることから周りの大国に大きく影響を受けてきたようです。
隣国であるスウェーデンでもちろん、この本を読んでびっくりしたのが、
ロシアの影響をかなり大きく受けてきたことです!!
どこか柔らかいイメージのある国がロシアとの結びつきが強いという
ところにギャップを感じました…
現在もロシアを意識してNATOに加盟していないそうです…
そんなにもロシアから影響を受けていたとは…
この本を読んで一番、びっくりしたところですね…
その一方でやはり今までフィンランドに抱いていたイメージ通り、
どこか柔らかく、日本人に似た印象がある出来事もあったそうで…
それは対ソ戦争の責任をめぐり、フィンランド自ら戦争責任裁判を行って
いたところです。
自分たちが行ってきたことに対して反省し、次のステップに進むために
考察(裁判)を行った点はイメージ通りの国だなとこの本を読んで感じました!
裁判を行い、責任を明確にし、中立国へと移行していくところは
深く知らない国でありながら「フィンランドらしいな…、やっぱり北欧は魅力的な国だな…」と思いました!
※ちなみにこの本を読んだあとに次もフィンランドに関する本を読みました。次回、アップ予定。
この本を読んで、改めてフィンランドに行ってみたいと思いました…