♯2 フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか
今年2冊目の本フィンランド。
たまたま目に留まった新書の文庫本です。
「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」
著者:堀内 都喜子
出版:ポプラ社
発刊日:2020年1月10日
フィンランドに留学経験があり、現在、フィンランド大使館で働いている方が書いた
本とあって非常にフィンランド人の特性や考え方が分かりやすく書かれていて
私自身、共感する部分が非常にたくさんありました!
且つ日本人の「働く」という概念と全く違う概念を持っており、
うらやましくもあり、自分の目指すべき姿の一つなのではないかなと思いました。
日本人はどうしても「仕事」のプライオリティーが高いイメージがあるので…
書かれていたキーワードで特に印象的だったのが
「ウェルビーイング」
本の中では身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味する概念と書かれています。
今のご時世、特に重要な考え方なのではないかと思います!
なぜなら、ウェルビーイングは幸福度にリンクすると仕事をしていて感じるからです!
最近になってようやく日本でも「ワークライフバランス」「働き方改革」といった言葉で
「仕事がすべてではないんだぞ」という考え方が浸透してきたのではないかなと思いますが、
フィンランドはず~っと前から、ウェルビーイングという言葉で、
仕事がすべてではないと浸透しているのだと思います。
素晴らしいですよね…
※そもそも働き方を改革するって今までの働き方は何だったのか…と思いますが…
だからこそ、ナチュラルに効率的な働き方を考え、無駄をなくそうと考え、
日本ではあるあるなことがフィンランドには無いそうです…
ex)仕事終わりの飲み会、歓送迎会、CCに上司を入れてメール etc
めちゃくちゃ分かります…
また、業務効率化の一つでもあり、心地よい働き方のひとつとして、
階層などは極力、作らず、一人ひとりの裁量権が大きいので、上司が細かく指示をすることもない文化があるそうです…
そういった文化が根付いているので、上司のために仕事をするとか、誰か一人のために仕事をするとかそういった発想にならないそう…
めちゃくちゃ耳の痛い話です…
私自身も「ための仕事」が多いなと最近、感じることが多いです…
どうしても年次を重ね、上司も後輩もいる年代になると「ための仕事」を考えてしまいます…
細かいことを言えばきりがないのかもしれないですけど、すべてにおいてフィンランド人の仕事には
「ウィルビーイング」が根幹にあり、意識しているからこそ、
4時に仕事が終わるのだろうなと思います…
今日は有給ですが…職場から2人それぞれから別件で仕事のことで連絡がありました…
フィンランド人ならどうするのかな?と考えちゃいました…
フィンランド人に習うことが多いなと思いました…