♯5 有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいの漫画で読む
今回読んだ本は…
「有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいの漫画で読む」
著者:ドリヤス工場
出版社:リイド社
発刊日:2015年9月11日
普段、読む本を決めるときはまず、本屋に行って、本棚を見てそのとき、興味がありそうなタイトルの本があれば手に取ってみて決めるというやり方なのですが…
この本は普段、全く通らない学生向けの参考書などが置いてあるコーナーに
平積みされていたのを見て手にとりました…
なので、本当にたまたまこの本を知ったのですが…
昔の文学作品は過去に文庫本を通じて何冊か読んだことがありますが、いかんせん分かりにくく、現代の小説と比べると、ストーリーの抑揚があまりなく、面白いと思うことはなかなかありませんでした…
※私の学力に難があることもありますが…
この本は短く且つ漫画であることから、今までと比べると理解できるかなと思ったのですが…
漫画にしても分かりにくい…笑
10ページぐらいにまとめてあるが故に話がかなり飛躍しているような印象…
漫画にしているので、読み進めることはできるので、せめてひとつの物語を長く書いてほしいなと思いました…
その反面、この1冊でたくさんの話に触れることができるので、今まで本当にタイトルしか聞いたことがないような本でもどういった話なのかなんとなく知ることができましたし、
学生時代に教科書で出会ったであろう本ももう一度、読むことで話を思い出すことができました…
※前述したとおり、学生時代はあまり勉強してこなかったので…
印象に残った話を列挙しますと…
「蒲団」田山花袋
「イワンのばか」トルストイ
「ラプンツェル」グリム兄弟
「モルグ街の殺人」エドガーアランポー
総じてやはり昔の文学作品は著者自身を作品に投影していますね…
加えてだいたい堕落した生活を送っている人が多かったのかそういった話の展開が多いですね…
田山花袋の「蒲団」なんてなかなかインパクトが強かったです…笑
大人になってから、文学作品を読むと理解の深さや感じ方も変わると聞いたことがありますが…
私にはまだ時間がかかることを教えてくれたような気がします…
この本は寝かせて、また何年か経ったら読んでみたいと思います。
それまでに自己研鑽を重ね、より良い大人になっていたいと思います。